【スパイス5】目的地からの逆算【英語】
こんにちは、ゴゴです。
今回は目的地からの逆算というタイトルで記事を書いて参ります。英語を題材としていますが、多様な場面で活用できる考え方でもあるのでゼ☆ヒご活用ください。
いざ参らん。
≪目次≫
- あなたの目的地は?
- 目的地別スターターキッド
- RPGゲーム
1、あなたの目的地は?
自分が今乗っている船はいったいどこに向かっているのでしょうか。手に持っているものは船を漕ぐためのオール?それとも食料確保のための釣り道具?大きな船であれば時速50ノットを実現するための爆速エンジン?時と場合によってはいずれも必要なものであるのは間違いないでしょう。(ちなみに世界最速の船の速さは時速51.36ノット)
ですが何より大事なものを忘れています。それはコンパスです。目的地が明確でなくふらふらと漂流していれば目的地に到着することなく、誰からも発見されることなく彷徨い続けてしまいます。
自分が今置かれている現状から何を目指しているのか目的地はどこなのかコンパスを握りしめながら行動に落とし込むと、寄り道しながらでも、目的地に着実に近づきます。
そのため自分自身のコンパスを握りしめていることが何よりも重要なのです。
2、目的地別スターターキット
英語学習における皆さんの目的地はどこでしょうか。おおよそ想定できる目的地ごとに考え方や行動について考察してみましょう。
・大学合格
・英検合格
・留学
・TOEIC800点
・ビジネス英会話
・通訳/翻訳
[大学合格]
大学合格を目指して英語学習に取り組んでいるのなら、一番初めに開くのは単語帳でも文法書でもありません。その大学の赤本を手に取ることが一番最初にすべきことです。その大学が求めるレベルは果たしてどのぐらいなのかを知ることから始めます。その際に知識量も解き方のメソッドも学んでいないのであれば、答えを熟読してみてください。それがあなたの目指す目的地です。なるほど全くわからないという所からスタートして単語の意味がわからないのか、文法上の理解が足りないのか、ライティングスキルが不足しているのか今の自分と照らし合わせて目的地の青写真を描きます。抜けているピースを作りあげていく作業が楽しくなってくればスキップをしながら目的地まで到着している自分を想像することができるかと思います。
[英検合格]
英検の各級の合格を目指す場合、該当の級の過去問を解くところからスタートしてみましょう。ひとつ前の級に受かっている場合は単純に次の級にチャレンジしてみると良いです。準備が整ったらチャレンジしようという発想はせず、まず特攻です。リスニングがなんと言っているのか聞き取れないのか、筆記試験の第1問の穴埋めが苦手なのか実際に解いてみなければ紐解けません。ライティングが苦手なのであればパターン別に雛型さえ作ってしまえば、それに当てはめるだけですし…。
合格が目的地であるため過去問を解いて苦手を炙り出すという作業が一番初めにするべき行動です。
ちなみに英検はなによりも語彙がものをいう試験なので、大袈裟に表現すれば「語彙の量≒合格」です。
[TOEIC800点]
既にTOEICには何度か挑戦済みという仮定で話を進めると、リーディングセクション/リスニングセクションでそれぞれ目標のパーセンテージを設定すると良いです。私はリーディングが得意で、リスニングが苦手でした。私の友人Jはリスニングがとても得意である代わりにリーディングが苦手。友人Jと同時に試験を受けて結果はほぼ同じ点数でした。どちらも800点。内訳は鏡に映したように私と友人Jは正反対の結果でした。ですが、結果としてどちらも800点です。実際に受験したことがあるのであれば800点というゴールに対して自分の得意領域を伸ばした方が早いのか、苦手分野をトレーニングしなければならないのかを自問自答してから学習をスタートしてみると良いです。
ところでTOEICというテストは英語の理解度をみるテストでインプット型(リーディングとリスニング)です。アウトプット型(スピーキングとライティング)の想像力を見るテストではありません。理解を図るテストは総じてテクニックでなんとかなったりします。特にリーディングは制限時間の中で精読をしていたら間違いなく間に合いませんので、キーポイントを搾り取ってくるテクニックが必要になってきます。
[留学]
留学後の自分はどうなっていたいのか、それが描けないのであれば漠然とした経験になりかねないです。
私自身も留学の経験がありますが、当時の自分の留学の目的は「人種のサラダボールに埋もれたい、かっこよく英語喋りたい(どちらも不純w)」です。ちょっとトンチンカンな目的でしたが、常に自分自身に「喋れるようになれなきゃ雑魚だ、喋れるようになれなきゃ雑魚だ。」と脳内連呼していました。授業中はサウジアラビア人、イタリア人に割り込みながらディベートに参加し、日本人同級生とは英語で喋り、ルームメイトには自分から積極的に話しかけるようにしました。帰国後にアメリカのネイティブの先生との雑談の中で”You have Californian accent.”(君なんかカリフォルニアの訛りあるね)と言われた時は「勝ったぞ、勝ったぞ、おらー!」と内心とてもうれしく感じました。
見地を広めるために留学に行くのであれば、自らたくさんの人と交流する機会を設け、人脈を広げ…と目的によって行動は変わってきます。
[ビジネス英会話]
当たり前の話かもしれませんが、簡単な挨拶の表現を学んだ後は、自社製品を英語で表現することが一番初めにすべきことです。ビジネスですので自社の製品の良いところ、悪いところ、他社製品との比較、使うことによる相手方のメリットなどが説明ができなければいけませんので、自社のことを詳しく語れる必要があります。今日はAという商品について詳しく説明できるようになった、となれば次はB、その次はCと少しずつ語彙や表現を増やしていけば定型文のように使えるようになっています。
繊維系の商社で勤務しているのであれば、繊維の名前を英名で言えるように、化学製品系の会社であれば化学製品名を英語で言えなければなりません。車関係でしたら車の部品の表現の仕方など会社ごとに使うものは変わってきます。
検索する際にアルクさんが提供している「英辞郎on the WEB」が最強ですのでリンクを貼っておきます。
常用語やスラングなども用例と共に簡単に検索できる点がとても使いやすいです。
[通訳/翻訳]
私が通訳・翻訳を生業にしたいのであれば、実際にしている方にコンタクトをとることからスタートします。いきなりコンタクトとるのはちょっと…という方であれば、実際に通訳をされている人の記事を探してみたりするのもよいですね。通訳になるためにどのような道筋を通ってきたのか、先人の知恵を借りない手はありません。また、実際に通訳をしている方の映像をYouTubeなどから探し出して、自分でもまずはマネしてやってみます。
3、RPGゲーム
私はRPGゲームにおいてはレベルを上げまくってからボスに挑むタイプの人間でした。無意識にボスが今のレベル、装備では到底太刀打ちできない強敵であると勝手な妄想をしていたため、万全な準備をして臨んだのです。もちろん時間をかけて準備万端で挑んだためボスをあっさり倒すことができたのは言うまでもありません。潜在意識の中で見えないボスが暗く怖くてありとあらゆる手段を用いて強くなろうとしていたのですね。もし今同じゲームをするのであれば初めに特攻して、なるほどレベルがあと3程度足りないなとか、装備は木刀でなく鉄の剣ぐらいまであればなんとかなりそうだと分析してから必要なものを準備してボスに挑むと思います。前者より後者の方が効率よくボスを倒せるのは必至です。
昔の私(準備万端型)
今の私(特攻型)
時間は有限です。目的地を描けているか、漠然と青写真だけでもイメージできているかで、かかった時間も違えば結果も変わってきます。
英語に関わらず、応用できる話なので学問においても、ビジネスにおいても辿り着きたい場所はどこなのかと自問自答してみてくださいね。
自分自身のコンパスを身に着けて。
ゴゴでした。